「残業ほぼなし」と書かれた求人に応募したのに、実際は始業30分前に来るのが暗黙のルールだった。記録が終わらず、家で書いている——医療・介護の転職でよく聞く話です。
こうした「前残業」や「持ち帰り」は、残業時間の数字には表れません。だからこそ、見学で確かめる価値があります。
隠れた残業が生まれやすい3つの場面
- 始業前の準備:申し送りの前に情報収集、物品準備、車の確認など
- 記録:訪問や介助の合間に書けず、終業後にまとめて書く
- 委員会・研修:業務時間外に設定されている
業務に必要な準備で事業所の指示によるものなら、本来は労働時間として扱われるべきものです。それでも「みんなやっているから」と慣習になっている職場は少なくありません。
見学で見るべきポイント
①朝の出勤時間:始業時刻の何分前に、何人くらいいるか。始業前に見学を入れてもらえるなら一番分かりやすいです。
②記録をいつ書いているか:日中にパソコンやタブレットに向かっている人がいるか。スマホやタブレットで訪問先から入力できる仕組みがあるかも確認しましょう。
③夕方の事務所の様子:終業時刻を過ぎても多くの人が残っているかどうか。夕方の時間帯に見学を入れてもらうのも一つの方法です。
聞き方の例
「皆さん、朝は何時ごろに来られることが多いですか」
「記録は、訪問の合間に書く時間がありますか。それとも事務所に戻ってからですか」
「残業はありますか」と聞くより、具体的な時間や場面で聞くほうが、実態に近い答えが返ってきます。
もう一つの手がかりは、タイムカードや勤怠の付け方です。「出勤したらすぐ打刻する」のか「始業時刻に合わせて打刻する」のか。見学の際に聞いてみると、職場の考え方がよく分かります。
まとめ
- 前残業・記録の持ち帰り・時間外の委員会は、残業時間の数字に出にくい
- 朝の出勤時間、記録を書くタイミング、夕方の様子を見学で確かめる
- 「残業はありますか」ではなく、時間や場面を具体的に聞く
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