求人票に「年間休日125日」と書いてあったとき、それが多いのか少ないのかは、平均を知らないと判断できません。
国の調査の数字から見ていきます。
労働者1人平均は116.6日
厚生労働省の「令和7年就労条件総合調査」によると、令和6(2024)年1年間の年間休日総数は次のとおりでした。
| 労働者1人平均 |
116.6日(前年の調査 116.4日) |
| 1企業平均 |
112.4日(前年の調査 112.1日) |
いずれも昭和60(1985)年以降で最も多い数字です。
2つの平均が4日ほど違うのは、規模の大きい企業ほど休日が多く、そこに多くの人が勤めているためです。会社の数で平均すると112.4日、働いている人の数で平均すると116.6日になります。
企業の規模で差がある
1企業平均を規模別に見ると、はっきり差が出ます。
| 1,000人以上 |
117.7日 |
| 300〜999人 |
116.2日 |
| 100〜299人 |
114.5日 |
| 30〜99人 |
111.2日 |
訪問看護ステーションや小規模なデイサービスの多くは、30〜99人の区分に入ります。同じ業界の中で比べるなら、111.2日あたりが現実的な目安になります。
この見方をすると、年間休日125日は平均より8日以上多いことになります。
土日だけだと、1年で何日になるか
計算の順番で考えると、数字の意味が分かりやすくなります。
- 土日だけ:1年は約52週なので、52×2=104日(年によって105日になることもあります)
- +祝日:国民の祝日は年16日。104+16=120日
- +年末年始:5日前後を足すと125日前後
つまり「年間休日125日」は、土日と祝日と年末年始を休めば、ちょうど届く数字です。特別に多いわけでも、ありえない数字でもありません。
医療・介護で気をつけたいこと
ただし、ここまでの話は土日が休みの職場を前提にした計算です。
- シフト制だと「土日」という区切りがない。日数は104日あっても、休みが土日に集まるとは限りません
- オンコールの当番日が休日に数えられていることがある。家にいても、呼ばれれば出ます
- 年末年始やお盆に営業する職場では、その分が別の日にずれる
日数が同じでも、休み方はまったく違います。求人票で比べられるのは日数までで、その先は見学で確かめるしかありません。
平均より多い求人を見つけたら
年間休日125日は、労働者1人平均の116.6日より8日以上多く、同じ規模の事業所の平均(111.2日)と比べれば14日近く多い数字です。条件としては、良い部類に入ります。
そのうえで確かめたいのは、日数ではなく休み方です。休日出勤がどのくらいあるか、希望の休みは通るか、連休は取れるか。ここは数字に出てきません。
まとめ
- 年間休日の平均は、労働者1人平均116.6日・1企業平均112.4日(厚生労働省・令和7年就労条件総合調査)
- 企業規模で差があり、30〜99人の事業所は111.2日
- 125日は「土日104日+祝日16日+年末年始」で届く数字
- シフト制では、同じ日数でも休み方がまったく違う
- 日数は求人票で分かる。休み方は見学で確かめる
出典:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査 結果の概況」(令和6年1年間の状況。2026年10月22日確認)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/25/index.html
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